今回は、コミュニケーションが向上する具体的な方法について書いています。
✔︎読者の悩み
・学校や職場で周りにうまく馴染めない
・コミュニケーション能力が低く、人と話すのが苦手
こういった悩みや疑問に答えます。
✔︎本記事の内容
人間関係全般で使えるコミュ力向上ノウハウ
この記事を書いている僕は、中学時代はかなり周りから浮いていて、友達はほぼいなかったです。そこから専門学校、社会人とでコミュ力を鍛えて、今は営業職として、延べ1,000人以上のクライアントと接してきました。
自分自身が実践してきて、効果があったものをお伝えしていきます。
人間関係全般で使えるコミュ力向上ノウハウ
ポイント①:まずは自分を知ろう
自分が心地良いコミュニケーションを知る
コミュニケーションを向上させる上で、最も大事なのが相手への気遣いです。
気遣いとは、相手の立場に立って心地良いコミュニケーションをすることです。
しかし、いきなり相手の心地良いコミュニケーションをしようと思っても、なかなかハードルが高いです。
なので、まずは自分自身が心地良いと思えるコミュニケーションがどんなものかを知る必要があります。
自分自身が心地良いと感じるコミュニケーションは、相手にとっても心地良いコミュニケーションである場合が多いです。
まずは自分を知り、その上で相手の立場に立ってコミュニケーションを意識していきましょう。
自分が接しやすい相手は?
では、具体的に自分自身が心地良いと感じるコミュニケーションを考えていきましょう。
まずは、あなたの周りの人間関係で心地良いと思う人を想像してみてください。
親や兄弟、幼馴染、学生時代の友人、職場の先輩など誰でもいいので1人挙げてみましょう。
次にその人との普段のコミュニケーションを思い出してみてください。
以下のポイントで、その人はあなたにどのように接してくれますか?
・あなたの話を聞いている時の姿勢はどうですか?
・あなたは十分に話せている感じはありますか?
・あなたの話へのあいづちはどうですか?
・あなたの事を認めてくれている感じはしますか?
いかがでしょうか?あなたが心地良いと感じる相手のコミュニケーションはイメージできましたか?
続いては、あなたが感じた心地良いコミュニケーションを言語化していきます。
ポイント②:コミュニケーションは雰囲気が9割(メラビアンの法則)
コミュニケーションを向上させる上で、どんな話をすればいいのか?
自分には面白い話ができないと悩む人がいます。
少なくとも僕はそんな1人でした。
学生時代に、みんなを笑わせることができる友人はクラスの中心にいました。
コミュニケーションとは、面白い話ができるかどうかだと思っていたのですが、実は違いました。
実はコミュニケーションの大半は、見た目や姿勢などの雰囲気で決まるのです。
メラビアンの法則という有名な法則があります。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。
引用:Wikipedia「メラビアンの法則」
上記の法則から、相手に影響を及ぼすのは、話の内容より、見た目や口調、声のトーンがほとんどということになります。
つまり、コミュニケーションにおいてどんな話をするのかはあまり重要ではないということですね。
では、具体的にはどうすればいいのか?
コミュニケーションを向上させる上で大切なのは以下のポイントになります。
姿勢
体と目線が相手の方を向いている状態です。目線は相手のおでこのあたりを見ると、相手に圧迫感を与えずに済みます。
表情
口角が上がっており、穏やかな表情をしている状態、笑顔だと最高です。
相手の話にうなづく
相手の話を聞きながら、うんうんとうなづくだけでも相手に好印象を与えます。
適度なあいづちがある
「うん、うん」「へぇー」「そうなんだ」「それで?」など、相手が話しやすいようにあいづちを打ちます。
これらのポイントを気をつけるだけで、相手にとって心地良いコミュニケーションをとることができます。
ポイント③:人は自分の話がしたい(返報性の原理)
コミュニケーションを向上させる上で、どんな話をすればいいかはあまり重要ではない理由をお伝えしましたが、もう一つ理由があります。
それは、人は他人の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしいからです。
想像してみてください。
自分がどんな話をしても、笑顔で「うん、うん」とうなづいてくれて、しっかりと話を聞いてくれる人がいたら、それだけでその人とまた会いたいとなりませんか?
最初に想像してもらった、居心地の良い相手もそんな人ではないでしょうか?
コミュニケーションを向上させるには、「どんな話をするか?」と自分に矢印を向けるのではなく、相手が「どんな話をしたいのか?」と相手に矢印を向けましょう。
それだけで相手からまた会いたいと思ってもらえるコミュニケーションができるようになりますよ。
ポイント④:人は認めてもらいたい(承認欲求)
コミュニケーションを向上させる上で、最も効果の高いスキルをお伝えします。
それは、相手を承認することです。端的に言えば「褒める」ことです。
現代人は、褒められることに飢えていると言って良いほど、褒められることを欲しています。
コミュニケーションを向上させるには、まずは自分が褒められたら嬉しいことを書き出してみてください。
そして、どういう言葉で褒められたいか書き出してください。
きっと相手も、同じように褒められたい部分があるはずです。
一般的に、人が褒められて嬉しいことは以下のポイントになります。
見た目(服装や身につけているもの、髪型など)
「カッコいいですね」「カワイイですね」「似合ってますね」と伝えてみましょう。
考え方やこだわり
相手が話している考えやこだわりが良いなと思ったら、「○○さんの考え方いいですね」と褒めてあげましょう。
存在を褒める
最上級の褒めは存在を褒めることです。
「○○さんと一緒にいるだけで元気になります」とか「○○さんと(会えて)話ができて良かったです」と、相手の存在を褒めてあげましょう。
Iメッセージで伝える
褒められ慣れていない人ほど、褒められると「そんなことないですよ」と反発してしまいます。
そんな時に有効なのは、Iメッセージで伝えるという事です。
Iメッセージとは、「私は○○と思います」という伝え方です。
服装や髪型を伝える時に、「オシャレですね」と伝えるよりも、「私は今日の服装がすごく似合っていると思います」と伝える方が、相手としても受け取りやすいです。
ポイント⑤:よくあるNGノウハウ
質問責めは逆効果
コミュニケーションの本を読んで、間違いやすいのが「コミュニケーションには質問するといい」という点です。
これは、僕自身が間違っていたことなのですが、とりあえず質問すればなんでもいいと思って、相手を質問責めにしていました。
「好きな食べ物は?」「趣味は?」「好きな芸能人は?」と矢継ぎ早に質問をしてしまうと、相手からすると尋問されているように感じてしまい却って印象を悪くしてしまいます。
いくつか質問をする中で、相手が何を話したいのかを見極めて、話を広げてあげるように質問していきましょう。
質問の仕方にも注意
質問の仕方にも注意が必要です。相手との関係性に合わせて質問をしないと、印象を悪くしてしまう可能性があります。
例えば、気をつけた方がいい質問は以下のようなものです。
・宗教や信仰に関する質問
・お金に関する質問
他には、いきなり漠然とした質問をするのもNGです。
・将来どうなりたいですか?
・昨日はどうでしたか?
質問する時は、相手が答えやすいような質問をしましょう。
答えやすい質問の例:
・AとBどちらが好きですか?
・昨日の晩御飯は何を食べましたか?
・季節の中だとどの季節が好きですか?
また、相手に考え方などを聞きたい場合は、まず自己開示をしてから質問を投げかけると、相手も答えやすいです。
例:相手の夢について質問する場合
・僕の夢は、将来結婚して奥さんと子どもたちと一緒に週末はマイホームの庭でバーベキューをしたり、子ども達と遊んだりすることです。○○さんには、どんな夢がありますか?
効果的に使えば、質問をすることで、コミュニケーションが円滑に進みます。
ぜひ、相手が答えやすい質問を心がけて、活用してみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでいただいた中で、取り入れられるものがあればぜひ明日からのコミュニケーションで実践してみてください。
MBSでは、コミュニケーションに関するノウハウを、実際に使えるようになるまで一定期間のコンサルティングを行っています。
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